「十日戎ってどんな行事?」「いつ行けばいいの?」「福笹や熊手にはどんな意味があるの?」と、初めて十日戎に行く人は分からないことも多いですよね。
十日戎は、えびす様を祀る神社で、商売繁昌や福徳を願う新年の行事です。特に関西地方で盛んに行われています。
この記事では、十日戎の基本的な意味や2027年の日程、参拝方法、福笹・吉兆・熊手の意味、縁起物の飾り方や返し方まで、初心者にも分かりやすく解説します。
十日戎とは?どんな行事?

十日戎(とおかえびす)は、毎年1月10日前後に行われる、えびす様を祀る祭礼です。
商売繁昌や家内安全、福徳などを願って多くの人が神社を訪れ、福笹や熊手などの縁起物を授かります。
十日戎は何をする行事?
十日戎では、神社へ参拝して一年の商売繁昌や福を願い、福笹や熊手などの縁起物を授かるのが一般的です。
神社によっては、福笹に「吉兆」や「小宝」と呼ばれる縁起物をつけてもらうこともあります。
ただし、十日戎の具体的な参拝方法や授与される縁起物は神社によって異なる場合があります。
えびす様とはどんな神様?
えびす様は、商売繁昌や豊漁、福徳の神様として広く信仰されている神様です。
七福神の一柱としても知られており、釣り竿と鯛を持った姿を思い浮かべる人も多いでしょう。
商売をしていない人も行っていい?
十日戎は商売繁昌を願う人が多く訪れる行事ですが、商売をしている人だけのものではありません。
家族の幸せや仕事の充実、福徳などを願って参拝することもできます。
「商売をしていないから行ってはいけない」という決まりがあるわけではないので、興味がある人は気軽に参拝してよいでしょう。
十日戎はいつ?2027年の日程と3日間の違い

十日戎は、一般的に1月9日から11日までの3日間にわたって行われます。
2027年の十日戎は、1月9日(土)が宵戎、1月10日(日)が本戎、1月11日(月)が残り福です。
宵戎・本戎・残り福とは?
十日戎の3日間には、それぞれ呼び方があります。
- 1月9日:宵戎(よいえびす)
- 1月10日:本戎(ほんえびす)
- 1月11日:残り福(のこりふく)
本戎は1月10日ですが、9日と11日も十日戎の行事が行われる日です。
十日戎の日程は毎年変わる?
十日戎の日付そのものは、基本的に毎年1月9日・10日・11日です。
ただし、曜日は毎年変わります。また、神社によって祭礼の時間や行事の内容が異なる場合があります。
参拝する神社が決まっている場合は、事前に公式情報を確認しておくと安心です。
どの日に行けばいい?
「本戎の1月10日に行かなければいけない」というわけではありません。
自分の都合に合わせて9日、10日、11日のいずれかに参拝できます。
混雑状況や開催される行事は神社によって違うため、特定の日に行きたい場合は事前に確認しておきましょう。
十日戎は関西だけ?地域による違い

十日戎は特に大阪・兵庫・京都など関西地方で盛んに行われています。
そのため、「十日戎=関西の行事」というイメージを持っている人も多いでしょう。
大阪・兵庫・京都で盛んな理由
大阪や兵庫、京都では、商売繁昌を願うえびす信仰が広く根付いており、十日戎も大きな行事として行われています。
西宮神社や今宮戎神社、京都ゑびす神社など、全国的にも知られている神社があります。
関東の商売繁盛行事との違い
関東では、十日戎よりも「酉の市」などの商売繁盛を願う行事がよく知られています。
どちらも商売繁昌を願う行事ですが、祀られる神様や開催時期、縁起物などには違いがあります。
地域によって縁起物や参拝方法が違うことも
十日戎で授与される福笹や吉兆などの内容、参拝方法、祭礼の進め方は神社によって違う場合があります。
初めて訪れる神社では、現地の案内や公式情報を確認しながら参拝しましょう。
十日戎の由来・起源

十日戎がどのように始まったのかについては、さまざまな説があります。
えびす信仰や地域の歴史、商人文化などが関係しながら、現在の十日戎へと発展してきました。
御狩神事説
十日戎の起源については、えびす様にまつわる古い伝承や神事との関係が語られることがあります。
特に西宮神社では、毎年1月10日に行われる「開門神事福男選び」が有名です。
ただし、十日戎の起源については神社や地域によって伝承や説明が異なるため、一つの説だけで説明できるものではありません。
商人文化と十日戎
大阪を中心とした商人文化の発展とともに、えびす様への信仰も広がりました。
商売の繁昌や福を願う人々が参拝するようになり、現在のような大きな祭礼として知られるようになっています。
なぜ商売繁盛を願うの?
えびす様は商売繁昌や豊漁、福徳の神様として信仰されてきました。
そのため、十日戎でも商売繁昌を願う人が多く、福笹や熊手などの縁起物を持ち帰る風習があります。
十日戎の参拝方法・当日の流れ
初めて十日戎に行く場合でも、基本的な参拝方法は通常の神社参拝と大きく変わりません。
基本的な流れを知っておけば、初めてでも落ち着いて参拝できます。
初めて行く場合の基本的な参拝の流れ
- 境内に入り、手水などで身を清める
- 本殿・拝殿へ向かう
- お賽銭を入れて参拝する
- 必要に応じて福笹や熊手などの縁起物を授かる
- 吉兆や小宝などをつけてもらう場合は授与所へ行く
神社によっては参拝の順番や方法が異なる場合がありますので、現地の案内に従いましょう。
お賽銭とお願いごとはどうする?
お賽銭の金額に決まったものはありません。
普段の神社参拝と同じように、自分の気持ちに合わせてお賽銭を納め、お願いごとや日頃の感謝を伝えるとよいでしょう。
商売繁昌だけでなく、仕事や家族のことなど、自分が願うことをお参りできます。
神社によって参拝方法が違う場合もある
十日戎は多くの人が訪れるため、通常の参拝時とは動線が変わることがあります。
また、福笹の授与方法や吉兆のつけ方なども神社によって違います。
混雑している場合は、係員や神社の案内に従って行動しましょう。
十日戎の縁起物とは?

十日戎では、福笹や熊手などの縁起物が授与されます。
それぞれに「福を招く」「福をかき集める」などの意味が込められています。
縁起物にはどんな意味がある?
十日戎の縁起物は、商売繁昌や家内安全、福徳などを願うものとして親しまれています。
福笹にさまざまな吉兆をつけたり、熊手を飾ったりすることで、一年の福を願います。
福笹と吉兆・小宝の関係
福笹は笹そのものを縁起物として授かり、そこに吉兆や小宝と呼ばれる飾りをつける形が一般的です。
吉兆にはそれぞれ縁起のよい意味が込められており、願いに合わせて選ぶ楽しみもあります。
福笹とは?意味・値段・選び方
福笹は、十日戎で授与される代表的な縁起物です。
笹は一年を通して青々としていることから、生命力や繁栄などを象徴するものとして考えられています。
福笹の意味・由来
福笹は、えびす様の福を受けるための縁起物として親しまれています。
そこに小判や鯛、米俵などをかたどった吉兆をつけて、商売繁昌や家内安全などを願います。
福笹につける吉兆にはどんな意味がある?
吉兆には、商売繁昌や金運、豊作など、さまざまな願いが込められています。
神社によって授与される吉兆の種類や名称、意味は異なる場合があります。
購入するときは、授与所でそれぞれの意味を確認してから選ぶのもよいでしょう。
吉兆・小宝とは?
吉兆や小宝は、福笹につける縁起物の飾りです。
小判や鯛、米俵など、福や商売繁昌をイメージさせるものが使われています。
地域や神社によって呼び方や内容が異なるため、現地の案内を確認しましょう。
福笹の値段はどのくらい?
福笹の値段は、神社や福笹の種類、つける吉兆などによって異なります。
基本の福笹とは別に、吉兆を追加することで金額が変わる場合もあります。
予算を決めてから授与所で選ぶと安心です。
福笹と熊手、どちらを選べばいい?
福笹と熊手には、それぞれ異なる形や意味があります。
福笹を選ぶ人もいれば、熊手を選ぶ人もいます。どちらを選ぶかに絶対的な決まりがあるわけではありません。
神社で授与されているものの中から、自分が納得できる縁起物を選ぶとよいでしょう。
福笹は家でどう飾る?神棚がなくても大丈夫?
福笹を授かったら、家に持ち帰って大切に飾ります。
神棚がなくても、清潔で大切に扱える場所に飾れば大丈夫です。
福笹を飾る場所
福笹は、清潔で目線より高い場所など、できるだけ大切に扱える場所に飾るとよいでしょう。
神棚がある場合は神棚に飾る方法がありますが、神棚がない家庭でも飾ることができます。
福笹の向き・方角は?
福笹を飾る向きや方角については、神社によって案内が異なる場合があります。
「必ずこの方角でなければいけない」と一律に決まっているわけではないため、授与された神社の案内を確認するのがおすすめです。
神棚がない場合はどうする?
神棚がない場合でも、清潔で高い場所などに大切に飾ればよいでしょう。
玄関やリビングなど、家の中で無理なく大切に扱える場所を選びます。
熊手とは?福笹との違い

熊手も十日戎で親しまれている代表的な縁起物です。
熊手は「福をかき集める」という意味で親しまれている縁起物です。
熊手にはどんな意味がある?
熊手は、その形から「福をかき集める」という意味で親しまれています。
商売繁昌や福を願って、店や家庭に飾る人もいます。
福笹と熊手の違い
福笹は笹をベースに吉兆をつける縁起物で、熊手は熊手の形をした縁起物です。
どちらも福や商売繁昌を願うものですが、形や飾り方などが異なります。
熊手を選ぶ場合の考え方
熊手を選ぶ場合は、飾る場所や大きさ、予算などを考えて選ぶとよいでしょう。
神社によって大きさや飾りの種類が異なるため、授与所で確認してから選ぶのがおすすめです。
福笹や熊手はいつ返す?古い縁起物の扱い方
一年間飾った福笹や熊手は、翌年の十日戎などで神社に納める方法があります。
古い縁起物は、神社の返納場所などに納めてから新しいものを授かる方法があります。
古い福笹はどうする?
古い福笹は、授かった神社の返納場所などに納めるのが一般的です。
新しい福笹を授かるタイミングで、前年の福笹を持参する方法もあります。
熊手はどうする?
熊手も福笹と同じように、一年間大切に飾った後、神社の返納場所などに納めることができます。
返納方法は神社によって異なるため、案内を確認しましょう。
購入した神社に返せない場合は?
遠方に引っ越したなどの理由で、購入した神社へ返しに行くことが難しい場合もあります。
その場合は、近くの神社で受け付けてもらえるか確認してみましょう。
神社によって対応が異なるため、自己判断で境内に置いていくのではなく、必ず社務所などで確認することが大切です。
十日戎は混雑する?おすすめの時間帯
有名な神社の十日戎は、多くの参拝者が訪れるため混雑することがあります。
混雑状況は神社や曜日、その年の開催状況などによって変わるため、事前確認が安心です。
特に混雑しやすい時間帯
一般的には、休日や夕方から夜にかけてなど、多くの人が訪れやすい時間帯は混雑しやすくなります。
ただし、混雑状況は神社や曜日、その年の開催状況などによって変わります。
比較的ゆっくり参拝したい場合
人混みを避けたい場合は、混雑のピークを避けて参拝することを検討しましょう。
具体的な時間帯は神社によって異なるため、公式サイトなどで混雑に関する案内が出ていないか確認すると安心です。
女性一人・初めてならいつ行く?
女性一人でも十日戎へ参拝することはできます。
初めて一人で行く場合や人混みが苦手な場合は、比較的明るい時間帯を選ぶなど、自分が安心して行動できる時間に参拝するとよいでしょう。
初めての十日戎に必要な持ち物・服装
十日戎は1月に行われるため、防寒対策も大切です。
長時間並ぶ可能性もあるため、歩きやすく暖かい服装を準備しておきましょう。
持っていくと便利なもの
- 財布
- 小銭
- スマートフォン
- 防寒具
- 福笹を持ち帰るための袋など
混雑する場所では荷物をできるだけコンパクトにしておくと動きやすくなります。
1月の参拝で気をつけたい服装
1月は寒い時期なので、コートや手袋、マフラーなどで防寒しましょう。
長時間並ぶ可能性もあるため、歩きやすく暖かい服装がおすすめです。
福笹を持ち帰るときの注意点
福笹は大きさによって持ち運びにくい場合があります。
混雑した電車や人通りの多い場所では、周囲の人に笹が当たらないよう注意して持ち帰りましょう。
十日戎でやってはいけないこと・注意点
十日戎では、多くの参拝者が訪れるため、一般的な神社のマナーに加えて周囲への配慮も大切です。
他の参拝者の迷惑にならないよう、境内のルールや神社の案内に従いましょう。
境内で気をつけたいマナー
大声を出したり、参拝の列を乱したりせず、他の参拝者の迷惑にならないように行動しましょう。
混雑時は立ち止まって写真を撮る場所にも注意が必要です。
写真撮影で注意したいこと
境内で写真を撮る場合は、撮影禁止の場所や神事の妨げにならないよう注意しましょう。
他の参拝者が写り込む場合にも配慮することが大切です。
縁起物を大切に扱う
福笹や熊手は一年間の福を願って授かるものです。
持ち帰った後も粗末に扱わず、清潔な場所に大切に飾りましょう。
有名な十日戎の神社

十日戎で特に有名な神社として、兵庫県の西宮神社、大阪府の今宮戎神社、京都府の京都ゑびす神社などがあります。
それぞれの神社で祭礼や参拝方法などに違いがあるため、訪れる前に確認しておくと安心です。
西宮神社
兵庫県西宮市にある西宮神社は、えびす神社の総本社として知られています。
十日戎では「開門神事福男選び」が行われることでも有名です。
今宮戎神社
大阪市浪速区にある今宮戎神社は、「えべっさん」の愛称で親しまれ、十日戎には多くの参拝者が訪れます。
福笹に吉兆をつけて商売繁昌を願う風景も、十日戎の代表的なものです。
京都ゑびす神社
京都市東山区にある京都ゑびす神社も、十日ゑびすで知られている神社です。
京都ならではの文化とえびす信仰に触れられる場所として、多くの人が参拝します。
十日戎はこんな人におすすめ
- 一年の商売繁昌を願いたい人
- 仕事の発展や福徳を願いたい人
- 福笹や熊手などの縁起物を授かりたい人
- えびす様を信仰している人
- 関西の伝統行事を体験してみたい人
商売をしている人だけでなく、仕事や家庭の福を願う人も参拝できます。
十日戎のよくある質問
女性一人でも行って大丈夫?
はい、女性一人でも十日戎に参拝できます。
初めての場合は、明るい時間帯を選ぶなど、自分が安心して参拝できる時間帯を選ぶとよいでしょう。
商売をしていなくても行っていい?
はい、商売をしていなくても参拝できます。
商売繁昌だけでなく、仕事や家庭の福徳などを願って参拝することもできます。
毎年行かないといけない?
十日戎は、毎年必ず参拝しなければならないというものではありません。
自分の都合や気持ちに合わせて参拝するとよいでしょう。
福笹は必ず買わないといけない?
福笹は十日戎の代表的な縁起物ですが、必ず授からなければならないわけではありません。
参拝だけをして帰ることもできます。
福笹の値段はいくら?
福笹の値段は神社や種類、吉兆の数などによって異なります。
予算に合わせて選び、授与所で金額を確認しましょう。
十日戎はどのくらい時間がかかる?
参拝にかかる時間は、神社の規模や混雑状況によって大きく変わります。
空いている時間なら比較的短時間で参拝できますが、混雑時には行列などで時間がかかることがあります。
初めてでも参拝できる?
もちろん、初めてでも参拝できます。
基本的な参拝方法は一般的な神社参拝と大きく変わらないため、現地の案内を確認しながら進めれば大丈夫です。
まとめ

十日戎は、えびす様を祀る神社で商売繁昌や福徳などを願う、新年の伝統行事です。
一般的には1月9日が宵戎、1月10日が本戎、1月11日が残り福となり、2027年もこの3日間に行われます。
福笹や吉兆、熊手などの縁起物には、それぞれ福や商売繁昌を願う意味が込められています。
初めて参拝する場合でも難しい決まりがあるわけではありません。神社ごとの案内を確認しながら、自分のペースで十日戎を楽しんでみてください。

